女性
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性の健康は生きる健康。人生を存分に楽しめなくなることも
先日、noteで公開している自分の性交痛の体験記録を久しぶりに読み返してみました。 若い頃の私は、「なりたい自分」になるために計画を立て、一つ一つ実行していく一方で、大きな壁となっていたのが性交時の痛みでした。産婦人科医の早...
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テキサス州の人工妊娠中絶事実上の全面禁止に全米が大論争
テキサス州で人工妊娠中絶の事実上の全面禁止となる厳しい法律が成立し、全米で大論争となっています。 「ハートビート法」と呼ばれる法律は胎児の心音が探知できた場合、つまり妊娠約6週間以降の中絶が違法となるものです。多くの女性はこの...
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性器ってどんな形?正しい知識が痛みや恐怖を緩和させる
特に性知識がなくても、女性の多くは「初体験は痛い」というイメージがあったかと思います。実際に体験すると、「それほど痛くなかった」「想像以上に痛かった」と人それぞれ。 しかしセックスの経験がない、または浅い場合は、痛みの想像が...
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白髪染めはファッションカラーで!不自然感ゼロの白髪染め最新事情
「コロナで高額な基礎化粧品の売り上げがすごく伸びているんです」とは、美容・ファッション情報を取り扱うPR会社社長。オンラインで会議や飲み会をする機会が増え、結果、自分の顔をマジマジと見る機会も増えた。それによって、容姿の老化が改めて気...
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痛みの解決策が提示されなければ「女性性機能障害」を検索
セックスの痛みを医師に相談したいとなった時、まずは自宅や勤務先などに近い婦人科を受診するのが通常の流れでしょう。そこで解決策が提示されない場合、次のステップとしてお勧めしたいのが、本連載でも紹介したことがある「女性性機能障害」の専門...
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お尻がかゆくて感染症だと思ったら…洗いすぎが原因だった
先日、偶然に知った「オシリを洗うのはやめなさい」という肛門科の佐々木みのり先生の著書。普段、デリケートゾーンばかりに気を取られているので、お尻の勉強を兼ねて手に取ってみました。 温水洗浄便座やお風呂での洗いすぎがお尻のトラブ...
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閉経後の不調を「加齢によるよくある症状」と軽視しない
「トイレが近い」「尿漏れする」「歩くだけでデリケートゾーンがかゆい、痛い」「セックスのときに痛みがでる」――。 閉経後、日常的にこのような不快な症状に悩まされる人が4~5割ほどいるといわれています。病院に行かずに市販薬や尿漏れ...
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普通のピルと生理の移動に使うピルは何が違うの?
受験や旅行、スポーツ大会や音楽会などイベントの予定があるけど生理日と重なりそう、という経験は女性になら誰にでもあることです。そのときにピルを使った「生理移動」ができることをご存じでしょうか? 私も試験の際に「生理移動」をした経験があ...
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低用量ピルを使うとニキビが治るというのは本当なのか?
ピルはニキビに効果があることを聞いた事がある方は多いでしょう。 ニキビは毛穴の中に皮脂が溜まり、雑菌が増えることで起こります。男性ホルモンは皮脂を増やす作用がありニキビを悪化させますが、ピルには男性ホルモンを抑える働きがあり...
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低用量ピルを飲み続けると子供ができにくくならないのか
最近では10代後半から治療のために低用量ピルを使用する女性も増えてきました。そこでよく聞かれるのが「低用量ピルを飲むと将来的に子供ができにくくなりませんか?」という質問です。 特に10代の娘さんをもつお母さんから聞かれること...
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万一避妊の失敗に気づいたときに頼れる「アフターピル」
気がついたらコンドームが破れてしまっていたとか、途中ではずれそうになったなど、避妊に関してヒヤリとした経験がある方は少なくないと思います。 避妊手段が適切かつ十分でなかった性交のあとに緊急的に用いる方法を「緊急避妊」といいま...
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ピルの副作用って実際のところどんなものがあるの?
私は低用量ピルを飲んでいますが、婦人科医でピルを飲んでいるというとびっくりされることがあります。ピルに馴染みがないから、副作用やネガティブなイメージがあるのでしょう。 しかしそんなイメージとは裏腹に私の周りの医療従事者でピル...
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低用量ピルが「生理痛」や「子宮内膜症」に効くのはなぜ?
低用量ピルには生理痛を改善する作用があります。2008年には月経困難症の治療薬として承認され、保険適用薬として使用できるようになったことは以前の記事でも触れました。ただ特に未成年の患者さんの中には、家族に相談したところ反対されて…と...
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知っておくべき避妊薬としてのピルとコンドームとの関係
ピルが避妊薬であることはご存じでしょう。しかしピルには避妊や病気の治療のために毎日飲む低用量ピル、生理の移動に一時期のみ使う中用量ピル、緊急避妊に使うピル、など様々な種類があります。 今日はこの中でもピルの代表選手である低用...
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避妊に限らずイライラやニキビ解消に役立つ「女性の応援薬」
3度目の緊急事態宣言発出で外に遊びにも行けず、ゴールデンウィーク(GW)を自宅でイライラしながら過ごしているカップルも多いのではないか。いくら仲が良くても長時間同じ部屋にいればスラストレーションが溜まる。女性が生理前やその最中ならな...
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「人と同じ」に振り回されず、自分軸で考えれば幸せになれる
人と同じことができない自分はダメ人間――。心因性の性交痛でセックスができないと、身体的には問題がない分、特に若い世代ではより自分を責めてしまいがちです。今後、治療が進めばいいなと願う一方で、「人と同じこと」という考え方から解放され、...
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痛みの解決策を病院で示してもらえないときはどうすれば?
いくつかクリニックに行ったけれど、性交痛の原因が曖昧で分からなかった――。これは、非常によく聞く話です。 特に、婦人科的に明らかな異常が認められない性交痛は、解決策を病院で示してもらえないケースがほとんどです。 私が...
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自分に合った潤滑剤選び…知っておきたい4つのポイント
「性器の潤い不足で潤滑剤を使ったら肌が荒れた・炎症が起きた」などトラブルに関する声を少なからず耳にします。そうすると「もう使いたくない」となってしまうかもしれません。でも、ちょっと待って。トラブルは商品の選び方や使い方の間違いで起こっ...
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彼女が痛みに悩んでいるなら肩をなで、ぎゅっと抱きしめて
痛いの痛いの飛んでいけ~。子供の頃に転んでぶつけたあとを、手でさすりながら母親が言ってくれたおまじない。子供が早く泣きやむように言ったのかもしれませんが、本当に痛みが飛んでいった気がしたものです。皆さんも同じような経験があるのではな...
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「痛み」は私のせい?自分の痛みの分析を自分でできる方法
女性が性交時に痛みを感じると、自分に原因があると思いますよね。そんな時、婦人科系の病気がないか、検査に行くのが第一歩。でも診察で問題がなければ、途方に暮れてしまいます。痛いままではつらい。できるだけ解決して健やかな性生活を送りたい。...
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女性は20分以上の刺激と興奮が必要 男女で異なるオーガズム
「オーガズム(性的絶頂)」とは、性交による累積された性的緊張から突然解放されることで、強い快感を生み、その後、弛緩状態に至ることを指します。いわゆる「イク」と表現される感覚です。男女ともにオーガズムはありますが、違いがあります。男性の...
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正しい性に関する知識は自分の健康を守り人生を豊かにする
長い間セックスの痛みに悩んできた自分が、まさか「セックス」に関する仕事をするとは思ってもいませんでした。 私のライフワークである「性交痛と人の関わりを研究する活動」。セックスについて恥ずかしがらず、普通のこととしてとらえられ...
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セックスの問題を話し合う前に2人の認識のすり合わせを
ここ数年、一般女性がセックスの痛みについてつづったブログをよく目にするようになりました。人気が出て書籍化されたものもあります。 ベストセラー小説であり実写ドラマ化までされた「夫のちんぽが入らない」をはじめ、このコラムでも取り...
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してほしいこと、嫌なことを伝える切り口に“フェチ話”
「私は○○フェチ」なんて、お酒の席で耳にすることがある「フェチ」。 友人は夫の服のニオイが好きと言いますし、以前の職場の先輩はブルーのワイシャツが似合う人に引かれる「青シャツフェチ」。私自身は男性の上腕二頭筋に、つい目を奪われ...
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みんな違ってみんないい…自分たちが楽しめるセックスを
病気や感染症などを理由に、社会から差別や偏見の対象と扱われる「スティグマ」の問題。精神疾患やHIV感染などで知られています。 このスティグマ問題、セックスが痛い人にも当てはまるのではないかと考えています。セックスが痛くてでき...
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早漏を改善する2つの訓練法 女性の望む持続時間は9.7分
セックスの不満のひとつに、男性の「早漏」が挙げられます。射精の時間を自分でコントロールできずに、希望時間よりも早く射精してしまう状態です。では、医師が治療の対象とする早漏とは、どれくらい早く射精してしまうのでしょうか。 いま...
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コンドームやローションは好みを話し合い2人で買いたい
セックスをする時に使うものは、男性が買う――。男女ともに何となく暗黙のルールが出来上がっていませんか? 女性が恥ずかしい、買いづらい、詳しくないなどという背景もあるのかもしれませんが、お店でじっくり商品パッケージの説明を読む...
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若く見える“新”白髪染め法 グレーヘアが似合わない人必見
会議や打ち合わせ、飲み会などでオンラインが身近になると、容姿の「老けぶり」が目に付く。シワもそうだが、白髪も気になる。白髪を生かしたグレイヘアが注目される一方で、「やっぱり白髪はちょっと」という人も少なくないだろう。女性の流行に詳し...
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セックスって何だ?自分とパートナーの定義を見つけよう
「セックスの定義を説明せよ」 先日参加したオンラインイベントで、登壇者が参加者に投げた質問です。「性の健康イニシアティブ」という団体が主催する、性に関する活動や性教育をしている方を対象とするイベント。冒頭から衝撃的な質問でした...
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コンドームの正しい知識で痛みから開放される人もいる
性交時の痛みに特化した情報サイト「FuanFree/ふあんふりー」を開設して半年が経過しました。おかげさまで多くの人に読まれていてうれしく思います。 どんな人がサイトを訪れているのか数字を追うと、男性が4割もいました。性別問...