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佐野靖子ミラザ新宿つるかめクリニック婦人科医師

ミラザ新宿つるかめクリニック婦人科医師。順天堂大医学部卒。同大産婦人科入局後、非常勤助教を経て現職。医学博士、日本産婦人科学会専門医、日本女性医学学会専門医。専門は更年期障害、女性のヘルスケア。

万一避妊の失敗に気づいたときに頼れる「アフターピル」

公開日: 更新日:

 気がついたらコンドームが破れてしまっていたとか、途中ではずれそうになったなど、避妊に関してヒヤリとした経験がある方は少なくないと思います。

 避妊手段が適切かつ十分でなかった性交のあとに緊急的に用いる方法を「緊急避妊」といいます。緊急避妊は性被害や低用量ピルの服用忘れの際にも用いられます。

 最近ではコロナ禍での望まない妊娠や医療機関へのアクセスも問題となり、緊急避妊薬の薬局販売の検討に向けて政府が舵を切ったことも話題になりました。

 そこで今日は現在日本で正式に承認されている緊急避妊法について説明します。

■72時間以内に飲めば妊娠阻止率は87.5%

 緊急避妊で一番用いられる方法が、「ホルモン剤の飲み薬」(アフターピル)を用いる方法です。性交後の72時間以内に「ノルレボ錠 1.5mg」を1錠、1回飲みます。現時点では医師が処方することが必要ですが、最近は後発品も承認されて値段も安くなりました。

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