著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

性の健康は生きる健康。人生を存分に楽しめなくなることも

公開日: 更新日:

 先日、noteで公開している自分の性交痛の体験記録を久しぶりに読み返してみました。

 若い頃の私は、「なりたい自分」になるために計画を立て、一つ一つ実行していく一方で、大きな壁となっていたのが性交時の痛みでした。産婦人科医の早乙女智子先生は「性の健康は『生きる健康』」とよく言いますが、まさにその通り。健康を害しているから、人生を計画通りに生きられないのです。

 20代は異性との出会いが多いですよね。でも、性交痛が壁になり、自分から離れていくこともありました。中には手を離さずにいてくれた人もいて、そのひとりと結婚したわけですが、次はどうやって妊娠するかが大きな課題でした。

 私の場合、性行為はなんとかできる。でも、その後に出産できるのか不安が押し寄せる。妊娠したくて頑張ったのに、妊娠したら出産の痛みに耐えられるだろうか。無痛分娩や帝王切開で乗り越えられるだろうか。結局、妊娠には至らなかったものの、不安な気持ちで何年も過ごしました。

 そして、いつの間にか心の健康まで害してしまい、でもそれをはっきりと自覚せず、暗いトンネルの中を這うように生きてきたような気がします。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係