著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

閉経後の不調を「加齢によるよくある症状」と軽視しない

公開日: 更新日:

「トイレが近い」「尿漏れする」「歩くだけでデリケートゾーンがかゆい、痛い」「セックスのときに痛みがでる」――。

 閉経後、日常的にこのような不快な症状に悩まされる人が4~5割ほどいるといわれています。病院に行かずに市販薬や尿漏れパッド、潤滑ゼリーなどで何とかしようとする人が少なくないと思いますが、症状が続く場合は、病院に行くことをお勧めします。

 これらの症状は「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」と呼ばれるもので、自己対処して良くなる類いのものではありません。閉経で女性ホルモンが低下し、その影響で膣や外性器、尿路が萎縮などを起こしていることが原因。人によっては、症状が進行したり悪化したりするケースがあります。

 かつては萎縮性膣炎という病名で、“加齢によるよくある症状”という程度の扱いでしたが、2014年、国際女性性機能学会と北米閉経学会がGSMという総称を付け、それをきっかけに「QOLを著しく下げるため治療が必要な症状」と考えられるようになりました。日本でも、専門医がいるクリニックのホームページで詳しく説明されているところを見かけます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在