ピルの副作用って実際のところどんなものがあるの?
私は低用量ピルを飲んでいますが、婦人科医でピルを飲んでいるというとびっくりされることがあります。ピルに馴染みがないから、副作用やネガティブなイメージがあるのでしょう。
しかしそんなイメージとは裏腹に私の周りの医療従事者でピルを飲んでいる女性はたくさんいます。メリットもデメリットも理解した上でピルを選ぶ女性が多いというのは、婦人科医にとっても励まされることです。
そこで今日は「ピルを飲んでみたいけれど大丈夫?」と思っている女性や、「パートナーがピルを考えているけれど、心配だな」という男性に向けて低用量ピルの副作用についてご紹介しましょう。
連載初回でも書きましたがピルは約60年前に初めてアメリカで発売されました。当時のピルは今の低用量ピルの5倍近い女性ホルモン量を含んでいて、吐き気をはじめとした副作用が強くでました。やがてホルモン量を減らすと副作用が軽くなることがわかり、低用量ピルが誕生しました。
■副作用はあるが、多くの女性はピルを継続できる