人間が面白い
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「海峡に立つ 泥と血の我が半生」許永中著
「闇社会の帝王」「戦後最大のフィクサー」などの異名をとる許永中。その名はイトマン事件、石橋産業事件などの経済事件がらみで取り上げられることが多い。許永中は何を思い、どう生きてきたのか。自分の言葉で語っ…
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「円谷幸吉 命の手紙」松下茂典著
昭和39年の東京オリンピックを経験した世代は、円谷幸吉を悲劇の長距離ランナーとして記憶している。マラソンで銅メダルを獲得、次回のメキシコ大会での活躍を期待されたが振るわず、五輪の年の正月明けに自刃し…
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「柳田国男 感じたるまゝ」鶴見太郎著
日本の民俗学を創始した柳田国男。「遠野物語」をはじめとする著作は、今も重版され、読み継がれている。柳田は、民間伝承を足掛かりに無数の生活者の記憶や経験を採集し、堆積させるという、近代科学とは異なる手…
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「座右の銘はない」石毛直道著
発掘、探検、辺境への旅……。少年時代そのままにワクワクすることをやり続けた文化人類学者のケタ外れの半生記。 トンガ、タンザニア、ニューギニア、リビアなど、辺境の地でフィールドワークを行い、小…
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「パリの『赤いバラ』といわれた女」遠藤突無也著
敗戦後の日本を飛び出してパリに渡り、国際派女優として活躍した稀有な日本人女性がいた。日本では忘れられた谷洋子の生涯をたどり、その存在にあらためて光を当てたノンフィクション。 谷洋子(本名・猪…
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「ユダヤ人を命がけで救った人びと」キャロル・リトナー、サンドラ・マイヤーズ編 食野雅子訳
人間はここまで残虐非道になれるのか。第2次世界大戦中、ナチス政権下で起きたホロコーストは、暗澹たる歴史的事実を突きつける。しかし、そうした時代にも光はあった。フランス、オランダ、ポーランド、デンマー…
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「殺しの柳川日韓戦後秘史」竹中明洋著
「殺しの柳川」の異名を取る在日ヤクザの首領、柳川次郎は、もう一つの知られざる顔を持っていた。堅気となった後半生、日韓の懸け橋たらんと力を尽くしたのだ。一人の男の生き方を、複雑な日韓関係史と絡めて描き出…
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「クロード・シャノン 情報時代を発明した男」ジミー・ソニ、ロブ・グッドマン著 小坂恵理訳
私たちはパソコンや携帯電話、インターネットやメールを当たり前に使う情報時代を生きている。この時代はいつ、誰によってつくられたのか。科学の歴史を少しだけ遡ると、1人の天才の名が浮かび上がる。クロード・…
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「アスペルガー医師とナチス」エディス・シェファー著 山田美明訳
ハンス・アスペルガーは、オーストリアの児童精神医学者。発達障害のひとつとされるアスペルガー症候群は、この人にちなんで名づけられた。自閉症研究に大きな功績を残したとされるアスペルガーが、実はナチス・ド…
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「おてんとうさんに申し訳ない 菅原文太伝」坂本俊夫著
映画「仁義なき戦い」や「トラック野郎」で独特の存在感を放った俳優・菅原文太。吠えまくっても、疎外感をにじませても、ズッコケてみせても、とにかくかっこよかった。晩年は俳優をやめ、水源地と森を守る活動や…
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「栗本薫と中島梓」里中高志著
文字の読み書きを覚えるよりも早く、回らぬ舌で物語を語ろうとしていた女の子は、天性の想像力に導かれて作家になった。そして、豹頭人身の戦士を主人公とする世界最長の物語「グイン・サーガ」を生み出した。30…
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「評伝 孫基禎」寺島善一著
1936年、ナチス政権下で開かれたベルリン・オリンピック最終日。日本代表としてマラソンに出場した孫基禎が、オリンピック新記録を出して金メダルを獲得した。しかし、彼に笑顔はなかった。涙をかみしめるよう…
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「ドゥ・ゴール」 佐藤賢一著
フランス元大統領シャルル・ドゥ・ゴール。フランスの偉大さを信じ、フランスのために生涯を捧げた男。軍人として2つの世界大戦を経験し、戦後は政治家としてフランスの再建を主導した。その波乱の生涯を、直木賞…
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「すべては救済のために」デニ・ムクウェゲ、ベッティル・オーケルンド著 加藤かおり訳
デニ・ムクウェゲは、昨年ノーベル平和賞を受賞したコンゴ民主共和国(旧ザイール)の産婦人科医。生まれ故郷に病院を建て、蔓延する凄惨な性暴力の撲滅と、被害女性の治療、救済に取り組んできた。 19…
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「狼の義」林新、堀川惠子著
明治維新後、日本の政治はどう動いたのか。なぜ日中戦争を回避できず、ひいては国が焦土と化すほどの惨禍を招いてしまったのか。日本人が断片的にしか知らない近現代史の複雑な実相を、多くの資料から読み解き、絡…
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「伝える人、永六輔『大往生』の日々」井上一夫著
今から25年前、永六輔が岩波新書から出した「大往生」が、驚異的なベストセラーになった。お堅い新書と売れっ子マルチタレントのミスマッチは、新書市場に新風を吹き込んだ。 その後、「二度目の大往生…
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「森瑤子の帽子」島﨑今日子著
1970年代の終わりからバブル時代にかけて、作家・森瑤子の存在は特別の光を放っていた。つばの広い帽子、大きなイヤリング、真っ赤なルージュ。ゴージャスでグラマラスで、それまでの女流作家とはまったく違っ…
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「美と破壊の女優京マチ子」北村匡平著
敗戦から4年後の1949年、谷崎潤一郎原作の映画「痴人の愛」が大映で製作された。主人公のナオミを演じたのは新進女優、京マチ子。ボリュームのある肉体を恥ずかしげもなくカメラの前にさらして観客を圧倒し、…
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「最後の頭取」河谷禎昌著
北海道大学法学部を卒業後、北海道拓殖銀行に入行。1994年、13代目の頭取になった。金融機関の破綻が相次ぐなか、「バブルの後始末役」として悪戦苦闘するが、1997年に経営破綻。図らずも拓銀最後の頭取…
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「負けたくなかった」具志堅用高、西田浩著
1976年10月。21歳の具志堅用高はWBA王者のファン・グスマンにKO勝ちし、新王者になった。格上相手の快挙に、ボクシング界は沸いた。ここから具志堅の人生は変わり、不安や恐怖と闘いながら長い防衛ロ…