65歳アルバイトの現実
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洋食レストランの洗い場はまるでチャップリンの「モダン・タイムス」だった
時給1500円の居酒屋の面接を受けたところ不採用だった。時給が高額なため20代、30代の若者が殺到し、60代の私ははじき飛ばされたのだろう。この推測を補強したのが、その後に受けた洋食レストランの洗い…
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飲食店のバイトは高時給も若者優先 高齢者は採用されず65歳以上は「門前払い」
昨年9月、飲食店でバイトしようと思った。働くなら大衆的な店がいいと思い、目をつけたのが有名定食屋チェーンのY。渋谷の店にバイト募集の張り紙があり、働いている男性たちが私と同じ年格好なので雇ってもらえ…
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道路工事や建設現場の警備の醍醐味は「早上がり」 半日で終わっても日当がもらえる
「林山君、警備員のバイト始めたんだって?」──。知人の内藤さん(仮名)から電話がかかってきた。内藤さんは70代で、5年前から警備員をしている。 勤務時間は午前8時から午後5時。仕事の多くは屋外…
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40分立哨して20分休憩? 同じ警備員でも他社の労働条件が好待遇なのにびっくり
高級ブティックの警備から、大型飲食店の警備にコンバートされた。 警備員の仕事で意外に面倒くさいのが報告書づくりだ。何時何分に現場に入り、何時に店内の見回りをし、何時に食事休憩を取ったかなど細…
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ストレスと疲労にされされた高級ブティックから大型飲食店に…時間があっという間に経つ
地獄から天国──。そんな気分だった。 高級ブティックのドアマン警備員から、商業施設にある大型飲食店(午後1~9時勤務)に配置換えになった。 高級ブティックの警備では、ストレスと疲労に…
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ストレスが限界! 高級ブティックのドアマンの仕事は「ナチの拷問」だった
「人生で一番つらい仕事だよ」──。ブティックのドアマン警備員をやって、知人から仕事内容を聞かれるたびにこう答えた。大学時代に20種類近いバイトを経験したが、これほど心身が疲弊するものはなかった。 …
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高級腕時計店で万引か…疑いの目で客を監視したら女性店員から「あっち向いてて」と怒られた
高級ブティックのドアマン警備員として立哨することになった。ドアのそばに立ち、両手をへその下に組んで、入ってきた客に「いらっしゃいませ」と声をかける。それ以外は、これといってすることはない。 …
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業務内容は「ただ立っているだけ」…実に単調だが、これがキツイ
「ついにこうなった……」──。鏡に映った自分の姿を見てつぶやいた。「ドアマン募集」に応募したはずなのに、何のことはない、仕事の実態は警備員だった。ただし、子供のころに見ていたテレビドラマ「ザ・ガードマ…
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「気をつけ!」「敬礼!」ドアマン警備員のバイト研修で軍隊式訓練の驚愕
というわけでドアマンのバイト面接に合格。ただし、ドアマンといっても、実際は都内の高級ブティックの出入り口に立つ警備員のような仕事だ。採用されたのも警備会社だった。 数日後、研修を受けることと…
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「ドアマン募集」という名の警備員の求人 面接官は「挨拶ができればいい」と繰り返した
求人サイトで「ドアマン募集」を見かけた。ドアマンといえば名門ホテルの玄関に立ち、内外から来た宿泊客を迎える仕事。募集広告の惹句に「一流のマナーが身につきます」と書かれている。どんな仕事なのか興味津々…
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シティホテルの清掃仕事を受注している会社から「正社員」に誘われ、社長と面接
アルバイトとして働くつもりで清掃の面接を受けているうちに「正社員として迎えたい」との申し出を受けたことがあった。清掃の現場は都内にある客室数300以上の大規模シティーホテル。このホテルから仕事を受注…
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室内清掃作業は“下働き”そのもの…「あなたが4カ月ぶりの応募者です」だって
「午後3時にホテル正面玄関の外でお待ちください。担当の者が迎えに行きます」 2023年8月のある日、派遣会社から面接のメッセージを受け取った。これまではラブホのバイト面接が多かったが、今回は大…
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時給1100円、ベッドのウンチ掃除も仕事のひとつ…翌日から来なくなる人も
「ラブホテルの仕事は大変ですよ」 都内のラブホのバイト面接で店長の小池氏(仮名)からこう言われた。 「時には汚物を片付けなければならないからです。深夜のお客さんはお酒を飲んで来店するので…
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ラブホから「体験」労働の誘い…清掃時に床に落ちたコンドームは素手でつかんだゴミ袋に
「一度体験しませんか」──。求人サイトを通じて、都内のラブホテルからこんなメッセージを受け取ったのは2023年7月のことだった。それまで数軒のホテルのバイト面接を受けてはいたが、実際に働いてほしいとい…
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コロナ収束で客数が戻ったラブホテル「20分お待ちください」に我慢できない客
シティーホテルだと勘違いして求人サイトで応募したら、数軒から「面接にどうぞ」との連絡を受けた。いずれも都内のラブホテルである。 2023年6月某日、スーツ&ネクタイ姿でその一軒を訪ねた。「面…
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第二の人生に選んだ「ラブホ清掃員」は体力勝負 厳しさに来なくなる人も…
昨年の夏、少し焦った。私は1959年生まれ。5年前に定年退職し、65歳まで会社に雇用延長してもらっているが、よくよく考えたら間もなく65歳の誕生日を迎える。雇用延長の期限が切れると想定できる収入はわ…