時給1100円、ベッドのウンチ掃除も仕事のひとつ…翌日から来なくなる人も
ラブホ清掃編(4)
「ラブホテルの仕事は大変ですよ」
都内のラブホのバイト面接で店長の小池氏(仮名)からこう言われた。
「時には汚物を片付けなければならないからです。深夜のお客さんはお酒を飲んで来店するので、部屋で嘔吐したりもします。床に吐かれたら、ノロウイルスなどが心配なので、窓を開け、数時間かけて空気の入れ替えをします。その間にモップなどで吐しゃ物を拭きとらねばなりません」
飲みすぎてゲロを吐くのはシティーホテルでもあること。さらに聞くと、ラブホならではの汚物の話をしてくれた。
「スカトロプレーのためにラブホを利用するお客さんもけっこういるんです。バスタブの中や洗い場にウンチを残していくこともあります。ごくたまにですがベッドの上に残っていることもあり、そのときは掃除に時間がかかります」
小池氏は年齢が30代前半。「スタッフに厳しく注意するのが苦手」という穏やかな性格。そのせいかウンチの清掃方法を聞いても口が重く、多くを語ってくれない。ただ「シーツ交換などで体力的にきつい上に汚いものまで処理するため、気分がめいって翌日から来なくなる人もいます」と説明してくれた。