シティホテルの清掃仕事を受注している会社から「正社員」に誘われ、社長と面接

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シティホテル編

 アルバイトとして働くつもりで清掃の面接を受けているうちに「正社員として迎えたい」との申し出を受けたことがあった。清掃の現場は都内にある客室数300以上の大規模シティーホテル。このホテルから仕事を受注しているM社に応募したところ、先方の副社長・藤田氏(仮名)から電話が来た。

「これまでどんなお仕事をしてきたのですか?」と丁重に聞かれたので正直に答えると、「すぐにでもお目にかかりたい」とのこと。

 3日後に面談したのだが、場所は先方の会社ではなく、喫茶店「ルノアール」だった。理由は事務所があるようでないようなものだから。名刺には港区の住所が印刷されているが、清掃員を派遣するのにきちんとした事務所は必要ない。そのため共同事務所を借りていて、面接は喫茶店などを使っているそうだ。

 面接には藤田氏のほか社長の白木氏(仮名)も同席した。2人とも70代前半で、温厚篤実な雰囲気。社長と副社長の2人がそろって面接したのには理由があった。正社員としての入社を勧めるためである。

 白木氏が時間をかけて会社設立の経緯を語り、最後に「あなたは64歳で、まもなく雇用延長も終わる。そのあとは弊社の正社員になっていただきたい」と誘ってくれた。藤田氏も「会社は小さいけど、社会保険もありますから」とたたみかけるように言う。

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