Dr.中川のみんなで越えるがんの壁
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画期的治療が臨床研究へ 最初から薬物療法で乳がんが消えるタイプ
女性にとって朗報でしょう。国立がん研究センター東病院のチームは、乳がん治療の前に、外科手術をせずに薬物療法と放射線治療で治癒できるかどうか、遺伝子マーカーで分かる仕組みを解明したのです。今月中にも臨…
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治療の仕事の両立<3> 治療法に迷ったら放射線医に聞く
がんの治療成績は、5年生存率で判断するのが一般的です。再発や転移がなく5年がたつと、便宜上、“治った”と判断します。今やがん全体で7割、早期がんは9割以上が“治る”のです。 ところが、がんと…
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治療と仕事の両立<2> 困ったら拠点病院と産保センターへ
女性の社会進出と定年延長は時代の流れです。サラリーマン世帯は、3組に2組が共働きで、25~54歳の女性は平均就業率が69%に上昇。65歳以上の男性は、3割が仕事の継続を望んでいます。そんな2つの要素…
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治療と仕事の両立<1> 時短勤務なら7割が半年で職場復帰
がんは遺伝子の“経年劣化”により生じる病気で、高齢化で急増していますが、患者は3人に1人が64歳以下の現役世代。現役世代で亡くなる方は、実に半数の死因ががんです。現役世代のがん対策が大切な理由が、こ…
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相次ぐ若年性乳がん 「トリプルネガティブ」でも諦めない
野球ファンならご存じでしょう。中日・森繁和監督(62)の長女・矢野麗華さんが7日に乳がんで亡くなったことです。35歳という若さで長女を失った翌日のミーティングでは、「一人になると、つらくなる。ユニホ…
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0期なら100%治る「難治膵臓がん」は血液検査で早期発見
血液検査でがんを早期発見――。そんなキャッチコピーを目にすることがありますが、検診レベルで実用化できるほど高精度のものはありませんでした。ところが、国立がん研究センターが行う膵臓がんについての臨床研…
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慈恵医大がん見落とし問題の教訓 検査結果は患者から確認
決して他人事ではありません。東京慈恵医大病院で相次いだがん見落とし問題についてです。 病院の発表や報道などによると、72歳の男性は2015年10月、持病の悪化で緊急入院。CT検査の結果、肺が…
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マンモの見落とし率は15% エコーが本当に必要な女性は
乳がんで亡くなった小林麻央さんは、享年34という早世だったこともあり、乳がんが注目されています。その早期発見から、マンモグラフィー検査(以下、マンモ)を受ける人が増えたという声が聞かれるほどです。 …
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検査編<2>性別で違うHPV治療 女性は婦人科も男性は耳鼻科
病気の中には、女性特有のものがあります。子宮頚がんは、そのひとつですが、決して男性も無縁ではありません。 子宮頚がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が子宮頚部の粘膜に感染することが原因で…
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検査編<1>検便は夏より冬に 高温で“異常あり”が“なし”に
乳がんで亡くなった小林麻央さんの続報が後を絶ちません。その中には誤診をめぐるものもあります。その真偽は関係者のみが知るところですが、がんかどうかの診断はとても重要なこと。今回はこれに関連して、大腸が…
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乳がんで亡くなった小林麻央さんから学ぶ3つのこと
乳がんで亡くなった小林麻央さん(享年34)のブログが改めて注目されています。その中には見逃せない内容があるのも事実。麻央さんの生きざまからぜひ学んでほしいことを紹介しましょう。 特に大きいの…
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野際陽子さんが肺腺がんに手術ではなく放射線を選んだら…
評判の昼ドラ「やすらぎの郷」が放送中の最中の訃報に驚いた人も多いでしょう。肺腺がんで亡くなった野際陽子さんは享年81。撮影陣は復帰を待っていたといいますから、なおさらでしょう。 娘で女優の真…
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肺がん4期の大林宣彦さん 余命3カ月を“未定”にした治療は
「余命3カ月の宣告を受け、本当はここにいないはずでしたが、まだ生きています」 映画監督・大林宣彦さん(79)の衝撃発言が、話題を呼んでいます。報道によると、昨年8月にステージ4の肺がんと診断さ…
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34年目の再発も…区切りの5年超も経過観察が必要ながん
驚かれた人もいるのではないでしょうか。豪出身の歌手、オリビア・ニュートン・ジョン(68)が先月末、乳がんの再発を発表。予定していた米・カナダツアーを延期して、放射線治療などを受けるといいます。199…
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小林麻央さん告白 がんの骨転移は5割が放射線で痛み解消
がんが進行しているようです。乳がんで闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央さん(34)が先月26日、ブログでがんが顎に転移したことを報告。今は入院先の病院を退院して自宅に戻り、点滴などによる在宅医療で…
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非喫煙の中村獅童さん公表 肺腺がんはX線で見つけやすい
「たばこを吸わない人でも、肺がんになるのか」 早期の肺がんを公表した歌舞伎役者の中村獅童さん(44)について、そんな声が上がっているようです。芸能関係者によれば、中村さんはたばこを吸わないとの…
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大腸がん 3年連続の便潜血検査なら97%の確率で見つかる
春の健診シーズンで、その結果に一喜一憂している人もいるでしょう。今回は、健診メニューのひとつ、「便潜血検査」、いわゆる検便についてです。 表面をこするように採取した便に、血液が含まれているか…
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がん治療にもリハビリが欠かせない理由
ケガや脳卒中などで体の機能が障害されたときは、リハビリが欠かせません。実は、がんと向き合う上でも、リハビリが大切です。 がんで入院中のリハビリは、2010年に保険適用となり、全国約400のが…
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雛形あきこさんは除菌成功のピロリ菌 胃がんとの関連は
「無事いなくなっていました 良かったです!!」 ブログにそう書き込んだのは、女優・雛形あきこさん(39)です。出演したテレビ番組で萎縮性胃炎とピロリ菌が見つかり、その2つが重なると胃がんの発症…
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予備軍も死亡率上昇 糖尿病でがんの人は大学病院がベスト
糖尿病は、合併症がある点で生活習慣病の中で最も恐れられています。実は、がんとも密接な関係があるのです。 糖尿病の人は、そうでない人に比べて全体としてがんの発症率が2割高い。特に膵臓がんと肝臓…