チラシ配りのバイトも…美人マジシャン「シエル」の赤貧時代

公開日: 更新日:

 弟子入り2カ月後には、「お客さんの前でやるのが何よりの練習だから」と言われ、レストランの仕事で師匠と各テーブルを回り、師匠の後に私もマジックやりました。師匠は「自分の色を出せば何でもいいよ~」と凄く自由にやらせてくれるので、からくりどーる一座の公演では、私は持ち時間の半分はダンサー経験を生かして踊ってる(笑い)。

 女性マジシャンは少ないから、女性ダンサーよりはるかに需要が多いんですよ。マジックは飲食店でもパーティーでもできますし。マジシャンになってからはバイトしてません。でもギャラはそれぞれ違い、知人に「幼稚園でやって欲しい」と頼まれた時は1万円とか安いけど、ホテルのパーティーだと結構くれる。

 あと、マジックはお金がかかるんですよ~。トランプひとセットも消耗品ですから。サインしたり、終わってからお客さんに差し上げたり。箱から人間が出るようなイリュージョンは軽トラックがないと運べないし、保管用の倉庫と本番用のアシスタントもいるから何百万円とかかると思う。私はせいぜい3万円の道具しか買えないんです。

 でも本当は道具代じゃなくて、見た目重視でオリジナルの衣装を作るのにお金かかってる(笑い)。6万円くらいで作ってもらい、既製品も入れると全部で30着くらいあります。子供からはプリンセス、おじさまからはアイドルとアピールしたいので!(笑い)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情