「強いヤツが偉い」高1でテングになった杉村太蔵のテニス部時代

公開日: 更新日:

 杉村太蔵さん、まずはこう切り出した。今日はスーツ姿。エリートサラリーマンといった体だ。バラエティー番組と違い、マジメな話しぶりである。

■「強いヤツが偉いんだ」

 旭川市生まれの杉村さんは、父親から小学生時代にテニスの手ほどきを受けた。小学生で北海道大会優勝、硬式に転じた中学でも道大会優勝の実績を持つ。ちなみに、実家は旭川ではそれと知られたテニスクラブ。道内きってのテニス名門校に越境入学したのは、こんな下地があればこそだった。

「高校入学2カ月余りで道大会優勝でしょ。自信もついたし、校内でも認められたわけです。部活ではすぐ特別扱いで、1年生なのにいきなりレギュラーと同じ練習メニューに。同級生7~8人はせっせとコート整備したりネットを張ったりしているのに、悠々ストレッチやってましたね。雑用は一切ナシ。『オレは北海道でナンバーワンなんだぞ』って、本当にそう思ってました。『ナメんなよ、おまえもやれよ』と突っかかる同級生もいたけど、『なんで?』ってなもんです。『それはおまえの仕事だろ。オレの仕事は勝つことだ』『悔しかったら、オレに勝ってから言え』『強いヤツが偉いんだ』な~んて平気で言ってました。嫌なヤツですよね~」

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