西城秀樹も被害…夜の銀座を遊泳した“サギ女”の半生
沖山にはこれから厳しい取り調べが待ち受けているが、彼女の人となりをよく知るAさんはこう語る。
「彼女は八丈島の出身で、10代の頃はファッション誌の読者モデルをしていました。銀座のクラブ『ラ・モール』で働き始めたのが20歳の頃。オトコにだらしなく、すぐ店を辞めたけど、銀座に出入りし続けて、夜の銀座では通称の『ノンノ』で通っていました。際立って美人ではありませんが、ハワイの日系人の大金持ちや外国人ジャーナリスト、大物財界人などと深い仲になり、当時は一流ホテルを定宿にしていました」
■余罪ゾロゾロ
「ラ・モール」といえば大物政治家や財界人、作家などが常連の銀座の代表的な高級クラブだった。それを出発点に沖山は芸能界に近づいていく。
「80年代初頭だったと思います。劇団『四季』が受付嬢を募集していて、彼女が採用に。しだいに裏方としてマネジメント業務にも携わるようになった。そして市村正親の担当になり、彼が『四季』から独立した際も行動をともにしたのです。でも、金遣いの荒さが原因でマネジメントを外れることになり、その後は知り合いに金の無心ばかり。私には、銀行からおろしたばかりの200万円が入ったエルメスのバーキンが置引に遭ったからお金を貸して欲しいとすがってきたこともある。元国会議員には、いきなり選挙費用として1200万円の請求書を送り付けたという話も聞いた。とにかく、もうムチャクチャ。ここ数年、音沙汰がないと思ったらニュースに出ていてビックリです」(Aさん)