西城秀樹も被害…夜の銀座を遊泳した“サギ女”の半生

公開日: 更新日:

 沖山にはこれから厳しい取り調べが待ち受けているが、彼女の人となりをよく知るAさんはこう語る。

「彼女は八丈島の出身で、10代の頃はファッション誌の読者モデルをしていました。銀座のクラブ『ラ・モール』で働き始めたのが20歳の頃。オトコにだらしなく、すぐ店を辞めたけど、銀座に出入りし続けて、夜の銀座では通称の『ノンノ』で通っていました。際立って美人ではありませんが、ハワイの日系人の大金持ちや外国人ジャーナリスト、大物財界人などと深い仲になり、当時は一流ホテルを定宿にしていました」

■余罪ゾロゾロ

「ラ・モール」といえば大物政治家や財界人、作家などが常連の銀座の代表的な高級クラブだった。それを出発点に沖山は芸能界に近づいていく。

「80年代初頭だったと思います。劇団『四季』が受付嬢を募集していて、彼女が採用に。しだいに裏方としてマネジメント業務にも携わるようになった。そして市村正親の担当になり、彼が『四季』から独立した際も行動をともにしたのです。でも、金遣いの荒さが原因でマネジメントを外れることになり、その後は知り合いに金の無心ばかり。私には、銀行からおろしたばかりの200万円が入ったエルメスのバーキンが置引に遭ったからお金を貸して欲しいとすがってきたこともある。元国会議員には、いきなり選挙費用として1200万円の請求書を送り付けたという話も聞いた。とにかく、もうムチャクチャ。ここ数年、音沙汰がないと思ったらニュースに出ていてビックリです」(Aさん)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が