朝ドラ人気に続く? 吉高由里子「花子とアン」3つの賭け
「強気に『朝の顔』だと言い張って、2014年は頑張っていきたい!」
3月末から放送開始となるNHK朝ドラ「花子とアン」で主演を務める吉高由里子(25)。7日に行われたスタジオ取材会で主役らしく意気込んでみせた。
“先輩”の「あまちゃん」ファミリーが大活躍した昨年末の紅白歌合戦。報道陣からは早くも「今年の紅白司会に抜擢されたら?」なんて質問が飛び出たが、「私がやったら、とんでもないことになりそうで。でも、その時は(共演者の)仲間(由紀恵)さんと一緒にやらせていただきます!」。ノリノリで所望するあたり、現場にもだいぶ慣れてきた印象だった。
8作品前の「ゲゲゲの女房」以来、ほぼ安定的な人気を誇る朝ドラ枠。定着したお茶の間の視聴習慣を離さず、勢いもろとも引き継ぎたいところだろうが、今作には3つの賭けがある。ヒットを続けられるかどうかは、それ次第だ。
まず、「ごちそうさん」の成功体験を踏襲していないことである。チーフプロデューサーの加賀田透氏は、「『ごちそうさん』は“食”にこだわり、視聴者から共感を得ていますが、『花子とアン』は腹の足しにならない“物語”で多くの人に夢とトキメキを届けたい。生物学上(ヒトが生きるのに)必要ないが、大事な要素」と攻めの姿勢で見どころを語ったが、視聴者はどう捉えるか。