アイドル勢力図を塗り変える“当たり年”の「東宝シンデレラ」軍団
第7回東宝シンデレラ受賞者8人が2日、都内で写真集「Afterschool コバルトデイジー」の発売記念会見&握手会に参加した。
集合写真だと、一つのアイドルグループと勘違いしそうになるが、十把一絡げにしないと売れないような“安物”ではない。全員がピンで女優やモデルとして活動している、未来の大女優なのだ。
沢口靖子や長澤まさみらを輩出した「東宝シンデレラオーディション」。一昨年1月、5年ぶりの実施だったこともあってか、「それぞれ個性や特徴があり、レベルの高い人材が集まった。当たり年です」(関係者)という。今後出演予定のドラマや映画のラインアップをみても、期待の高さは一目瞭然だ。
■あまちゃん女優たちを脅かす
本人たちも十分に自覚しているのだろう。グランプリの上白石萌歌(13)はまだ表情こそあどけないが、「二階堂ふみさんのような存在感があって独特のオーラを出せる女優さんになりたい」と語るなど、中学2年生とは思えないプロ意識の高さ。
審査員特別賞を受賞した最年長の山崎紘菜(19)に至っては、「いつかは日本アカデミー賞で主演女優賞を取りたい。TOHOシネマズのスクリーンを私でいっぱいにしたいです」と、親会社の東宝が跳び上がって喜びそうな力強い言葉で抱負を語った。
芸能界は史上まれに見るアイドル女優戦国時代。牽引するのは、能年玲奈(20)、橋本愛(18)、有村架純(20)、優希美青(14)、足立梨花(21)ら「あまちゃん」でブレークした女優たちである。その牙城に挑む東宝シンデレラ軍団。毛並みの良さは折り紙つき。勢力図が激変の予感だ。