勝新、裕次郎、ひばり…なべおさみが明かす「芸能界裏面史」
「この本にチラリとでも名前の上がった方は、私が人生の中で本物だと思わされた人達です」――。
発売中の「やくざと芸能と 私の愛した日本人」(イースト・プレス刊)が話題になっている。
なべおさみ(75)が、勝新太郎、美空ひばり、石原裕次郎など自身が交流してきた昭和の大スターとの秘話を披露。芸能人だけでなく、政治家、実業家、やくざの親分までもが実名で登場し、なべが見てきた社会の表と裏を、臨場感たっぷりのエピソードとともにつづっている。
5月に発売されたこの本は、発売1カ月で4刷を突破。
「ありがたいことに反響は大きく、先月26日に八重洲ブックセンターで開催した、なべおさみさんのトークショーは超満員。定員50人のところに120人が集まり、立ち見も続出しました」(版元のイースト・プレス担当者)
■世間もビックリ替え玉入試
なべ自身の生い立ちや不良少年時代の話も興味深いが、世間を騒がせた息子(なべやかん)の明大裏口入学事件の顛末や、その後、ビートたけしに息子を託す場面も本書の読みどころである。