「アラジン」元リーダー高原兄さんは地元富山で“三足の草鞋”
「ウチは社員15人ほどの典型的な中小企業ですよ。当社だけじゃないだろうけど、この不景気ですから、苦労の方が多い。資金繰りが苦しく、社員のボーナスをカットせざるを得なかったときが一番苦しかったですね。今も自分が社長を継いでよかったのか、自問自答する毎日です」
■地元企業のCMソングを多数作曲
一方、作曲家としては順調らしい。フジテレビ系の「クイズ!ヘキサゴン」から誕生した男3人組“羞恥心”の「羞恥心」、女3人組“Pabo”の「恋のヘキサゴン」などのヒット曲を手掛けている。
「ボクはギャラが安いのに加え、仕事が早くて、いろんな意味で頼みやすいんですよ。日の目を見なかった曲を含めれば、1000曲以上作ってるでしょう。富山に居着いてからは地元企業のコマーシャルソングや社歌、校歌、市歌などの作曲依頼も増えました」
11年には「高原兄 富山コレクション」と題し、「にっこり富山銀行」「リンリンとやまケイリン」などのCMソング、南砺市の市歌、富山県のイメージソング「きときとの夢」など13曲を収めたCDを発売した。