「アラジン」元リーダー高原兄さんは地元富山で“三足の草鞋”
「CMソングが流れるのはだいたい15秒ほど。でも、ボクはちゃんと3分なり4分なりの楽曲として作ってるんです。それを全部聞きたいというリクエストが多く、CDにまとめました。ありがたいことに好評でして、パート2を発売する企画も進行してます」
テレビ・ラジオはレギュラーが2本。土曜日午前10時から午後3時までのKNBラジオ「高原兄の5時間耐久ラジオ 長て長てこたえられんが」は10年続く長寿番組。また、KNBテレビの夕方ワイド番組「いっちゃん☆KNB」の人気コーナー「かいこと 高原兄のわらしべ長者の旅」は5年前から始まった。
高原さんは名古屋商科大学在学中に「アラジン」を結成。「完全無欠のロックンローラー」を作詞・作曲し、81年のヤマハ・ポプコン、世界歌謡祭でグランプリを獲得した。
「ポプコンの全国大会に出るのが夢でした。だけど、出場しても正攻法じゃ予選を通過できないだろうから、コミックソングという隙間を狙ったら、ポプコンだけじゃなく、世界歌謡祭でもまさかまさかの優勝ですよ。一気に夢がかない、それで抜け殻になっちゃったんでしょうね。結局、アラジンは2年ほどやりましたけど、典型的な一発屋で終わりました。解散後は何をやってもうまくいかず、OLしてたカミさんにずいぶん助けてもらった。おかげで今も頭が上がりません、ハハハ」
富山市内に母、妻、長女、長男と暮らす。