芸能事務所社長の稲川素子さんはがんと闘う「東大大学院生」
ルビー・モレノをはじめ、多くの外国人タレントのマネジメントを手がけてきた稲川素子事務所。稲川さん(80歳)は事務所代表でありながら、タレントとしても多くのバラエティー番組に出演していた。しかし、最近は姿を見ない。今どうしているのか。
稲川さんに会ったのは、地下鉄六本木駅から徒歩5分の自宅のリビング。グランドピアノ2台、体長1メートル以上もあるライオン像2頭がデ~ンと置かれているではないか。
「このライオンちゃんは、ある方から頂いたんです。最初はお断りしたんですけど、どうしてもとおっしゃって。ワタシもライオンちゃんが好きだから、つい頂いてしまいました」
いくら好きでも、フツーの家だと置き場所に困るものだが……。それはともかく、稲川さん、80歳とは思えない元気さだ。今も仕事バリバリなんだろう。
「いえ、事務所は若い社員6、7人がほとんどやってくれてます。ワタシはほかにやることがたくさんありましてね。本を書いたり、講演をしたり、公演を企画したり。公演というのは6月6日、サントリーホール大ホールで『国連制定世界環境デー記念公演』っていうのをやったんです。ワタシが代表理事をしてる地球環境芸術文化推進機構って一般社団法人が主催し、環境省や国連UNHCR協会とかに手伝っていただき、ピアニストの娘の佳奈子が演奏しました」