「幻魔大戦」原作者・平井和正氏死去で新連載はどうなる?

公開日: 更新日:

 17日、神奈川県鎌倉市の病院で急性心不全で死去した“SF界の巨匠”平井和正氏(享年76)。漫画「8マン」の原作や小説「幻魔大戦」シリーズで知られるが、関係者などによると、晩年も精力的に執筆活動を続けていたという。

「平井さんは、インターネットがほとんど普及していなかった頃から電子書籍に積極的で、94年に日本で初となるオンライン小説をパソコン通信で連載するなど、常に時代を先取りしていた。まさに巨匠の名にふさわしいSF作家でしょう」(出版関係者)

 中央大法学部在学中の61年に、作家デビュー。63年に漫画の原作を担当した「8マン」はテレビアニメ化され、裏番組の「鉄腕アトム」を超える視聴率を記録した。

 その平井氏の名前を不動のものにしたのが、漫画家の故・石ノ森章太郎と共作し、その後自身で小説化した幻魔大戦シリーズだ。79年の刊行から総計2000万部を超えるという。

 超能力に目覚めた高校生が、宇宙を消滅させようとする「幻魔」と戦うために世界中の仲間を結集し……83年に映画化もされて大ヒット。それで「ハルマゲドン(最終戦争)」という言葉を知った読者も多いだろうが、実は、戦いはまだ終わっていなかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇