“マチコ先生”の漫画家えびはら武司さん「幸運続きの人生で」
80年代前半、漫画とテレビアニメで大人気だったお色気学園コメディー「まいっちんぐマチコ先生」。「いや~ん、まいっちんぐ!」というマチコ先生の決めゼリフとポーズが子供たちの間に一大ブームを巻き起こした。作者のえびはら武司さん(60歳)、今どうしているのか。
会ったのはJR荻窪駅北口から5分の「イナズマ カフェ」。今どきのオシャレなカフェだが、店内の壁は浦沢直樹、鈴木伸一、江口寿史など錚々たる漫画家が描いた自筆のキャラクター漫画で埋め尽くされている。もちろん、えびはらさんの「マチコ先生」も店に入ってすぐの目立つスペースでお客さまをお出迎え。
「去年、平松伸二先生に教えていただき、店に来て描きました。描くと飲み食いがタダになるってウワサが広まって漫画家が来るようになったらしく、去年の忘年会もここにお世話になった。ウワサの真偽? ウワサはあくまでウワサでしょう、ハハハ」
紫色のミニのワンピを着た「マチコ先生」を背に、えびはらさんはこう言って笑った。
高3の時、4コマ漫画「GOGO! マッカ」でデビュー。高校卒業後、「藤子スタジオ」に入社した。