世間にも飽和の空気 「アイドリング!!!」解散の“衝撃と波紋”

公開日: 更新日:

 芸能リポーターの川内天子氏はこう言う。

「最近はアイドルに飽きたという世間の空気も濃くなっているように感じます。かつての『おニャン子』にせよ今回の『アイドリング』にせよ、メンバーが大勢いたからこそ、それぞれ人気が出た。しかし、グループから離れてしまえば、芸能界で生き残るのは至難の業。女優やタレントにステップアップできれば万々歳ですが、アイドルであることにしがみつかず、一定のところで学業に専念したりするのも賢い選択といえます。よしんば、そのままアイドルとして活動できても、年をとれば結婚してママタレになるのが精いっぱい。現状はそこも飽和状態です。“時分の花”である以上、引き際の見極めが重要かもしれません」

 今回の解散報道にプロデューサーは「もっと“アイドリング!!!らしい”壮大な発表の企画を準備していたのが、今回のような報道がなされたことで、全て水の泡となったことが残念でなりません」と憤っていたが、ようは売れ残る前に“閉店セール”で最後の荒稼ぎをもくろんでいたのに水を差されたからだろう。

 解散について何も知らされていなかったメンバーは気の毒だが、自分が本当にアイドルに向いているかどうか、産んでくれた親の顔を見たほうがいい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?