「腎機能が死体レベル…」今井雅之が語る余命3日からの復活

公開日: 更新日:

 昨年11月、腸の腫瘍で緊急手術を受けた今井雅之(53)。入院時はかなり症状が進行した状態で、家族には余命3日と告げられたほどだった。

「腸は腫れ上がって破裂寸前。肝臓や腎臓も弱っていて、腎機能の数値が死体と同じレベルだと言われて。ある意味生きていることが奇跡だった」

 腸を切除し、療養生活で20キロ近く痩せた。自衛隊出身で体力には自信があった今井もさすがに落ち込んだという。

「これまで病気とは無縁だったから、明け方まで飲み歩いたり不摂生しまくっていて。精神は無限に鍛えられても体は正直なんだと思い知らされたな。入院中はベッドの上で仕事のことを考えて不安で仕方なかった」

 それは5月から自身が手掛け、主演を務める舞台「ザ・ウインズ・オブ・ゴッド」が控えているからだ。同作は88年から続く、彼にとってライフワークともいえる舞台。太平洋戦争中の日本海軍を舞台に、特攻隊員たちのドラマを描いた作品だ。

「稽古はかなりハード。毎日10キロのランニング、腕立て、腹筋100回は当たり前で倒れる役者が続出するんだけど、続けているうちに精神力が養われて皆、目が鋭くなってくる。これまでは俺も一緒にトレーニングしていたけど、今回に限っては少し緩めで勘弁してもらおうかな(笑い)。そうそう、年末にこれまでの出演者たちが集まって俺の退院祝い兼激励会を開いてくれたんだよ。本当に感激したんだけど、病気にならないと集まってくれねぇのかよ、って(笑い)」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…