芸人「厚切りジェイソン」役員の会社が“仕手株”になっていた
4月30日に新規上場後、連日のストップ高で注目されているIT企業「テラスカイ」。公開価格は1700円だったが、上場2日目、4.5倍の7650円の初値が付き、12日はストップ高の1万3700円と、実に公開価格の8倍である。
この会社、株価以外でも話題で、今年2月、ピン芸人が競う「R─1ぐらんぷり2015」で決勝に進出した米国人芸人「厚切りジェイソン」が勤めているのだ。ホワイトボードに漢字を書いて「ホワイ ジャパニーズ ピープル?」と叫ぶネタでブレークしている。
「現在29歳の厚切りジェイソンは17歳の時、飛び級でミシガン州立大に入学した秀才。イリノイ大の大学院も卒業しています。お笑い芸人になりたくて、来日するために日系のIT企業に入社したという変わり種。テラスカイでは、現在、グローバルアライアンス事業部長兼米国法人の副社長に就いています。テラスカイ株を1万1380株(ストックオプション7380株含む)持つ大株主で、12日終値で単純計算すると、資産価値は約1億6000万円になります」(ITジャーナリスト)