元星組トップ柚希礼音は大地真央&天海祐希を超えられるか
超ウルトラビッグな初仕事といえるだろう。5月10日に宝塚歌劇団を退団した元星組トップの柚希礼音(36)。17日に行われたミュージカル「プリンス・オブ・ブロードウェイ」(10月23日から東京、大阪)の制作発表記者会見に出席し、「夢のような話ですが、夢ではない。不安でいっぱいですが、(観客に)言葉を超えて心をお伝えしたい」と新境地に挑む意気込みを語った。
同作品は、米ブロードウェーの巨匠ハロルド・プリンス(87)が演出する最新作。日本初演後に海外公演も検討されている大舞台に、柚希はブロードウェーの第一線で活躍する舞台俳優らと肩を並べ、日本人唯一のキャストとして参加する。
“ヅカファン”以外にはまだ馴染みが薄い柚希だが、一部週刊誌は退団前から多くの芸能事務所による争奪戦を報じ、この日のスポーツ紙では福山雅治やサザンオールスターズ、吉高由里子らを擁する「アミューズ」とのマネジメント契約締結も明らかに。一体、どれだけ凄い逸材なのか。
経歴は申し分ない。歌劇団が昨年100周年記念を迎えるにあたり、「彼女なしでは記念公演の成功はあり得ない」(関係者)と高い評価を受け、3年周期といわれるトップの座に6年間君臨。入団11年目と早い段階でトップスターに就任して以降、屋台骨として集客に貢献。退団公演の千秋楽には1万2000人ものヅカファンが出待ちをし、ニュースになった。「10年に一人の逸材」「トップオブトップ」と呼ばれるゆえんである。