大河「真田丸」脚本 三谷幸喜の双肩にかかるNHKの捲土重来
24日に行われたNHK大河ドラマ「真田丸」(来年1月10日スタート、三谷幸喜脚本)新キャスト発表会見。印象的だったのは、脚本家本人とNHK制作陣で選んだという「三谷ファミリー」の多さであった。しかも、主人公・真田信繁(幸村)役の堺雅人(41)が「どなたに焦点を当てても一本の大河ができる共演者の方々」と恐縮するぐらい、ビッグネームがずらり。
幸村が忠誠を誓う豊臣秀吉にはNHKはもとより民放の連ドラにも出ずっぱりの小日向文世(61)が選ばれ、秀吉の正室・北政所に鈴木京香(47)、側室・茶々は竹内結子(35)が務める。加えて、旬や話題の俳優を起用するあたりも抜かりない。堺とともに「半沢直樹」ブームを牽引した片岡愛之助(43=会見欠席)は幸村の盟友である大谷吉継役、三谷ファミリーの一員で堀北真希を射止めた新婚ホヤホヤの山本耕史(38)が石田三成役。安定・安心・安全の手堅い布陣なのだ。
そして、「三谷脚本にはすべてが書いてある」(山本)、「三谷さんの脚本を信じる」(片桐且元役の小林隆)と脚本家への信頼を口々に語り、“三谷丸”の結束の強さを感じさせたのだった。