フジ日9「OUR HOUSE」初回大惨敗 “芦田プロ”にかかる重圧
コラムニストの桧山珠美氏はこう言う。
「好き嫌いがハッキリと分かれる野島伸司氏の脚本に加え、肝心な内容もコメディーに振り切れず、シリアスな要素も織り込んで中途半端だったこと。それに芦田愛菜ちゃん。彼女が一番の敗因といっても過言ではないかもしれません」
出世作となった日本テレビ系ドラマ「Mother」(10年)の放送から6年。子役ながら役者としてのプロ意識の高さが評され、ネット上では「芦田プロ」などと呼ばれる存在だが、「当時は邪心がなかったのに、いまの彼女の立ち居振る舞いを見ていると、小6にして芸能界のすべてを知り尽くしたかのよう。杉田かおるの子役時代の様子が走馬灯のように巡ってくるのです。
初回放送日の朝に『ボクらの時代』に出演していた愛菜ちゃんが、寺田心クンに同調し“小遣いは10円、手伝いすると50円に弾む”と嘆いていた話もネタか? と見る側はいぶかってしまう。3歳から芸能界に身を置き、そもそも地頭が良く、空気も読める。今回のドラマではキャストの誰よりも膨大な量のセリフがあてがわれ、心の声も担当している。制作陣の要望や期待を察しているのでしょうが、少し荷が重過ぎる気がします」(前出の桧山氏)。
愛菜ちゃんが第2の杉田かおるにならないことを祈るばかりだ。