不適切発言連発か 都知事選NHK政見放送で謎の“音声消去”

公開日: 更新日:

 25日夜にNHKで放送された東京都知事選挙の政見放送が“放送事故”だったと有権者を沸かせている。

 話題になっているのは、昨年の東京都千代田区議選など、これまでにも複数回立候補の経験がある、無所属の後藤輝樹氏(33)。通常、政見放送は一切の編集を加えないまま放送されるが、後藤氏のVTRの開始直前には、なぜか「公職選挙法第150条の2の規定を踏まえて音声を一部削除しています」とのテロップが。そして、その疑問は一瞬にして解けることとなる。

 VTR開始早々、「私の戦闘力は53万です」と、漫画「ドラゴンボール」のフリーザのセリフを絶叫した後藤氏。席を立ちあがるや体をくねらせるなど奇妙なダンスを披露しつつ意味不明な歌を歌い出したが、その音声は何度もぶつ切りに。同氏の口の動きをよく見ると、何やら複数種類の不適切な単語を口走っていたようだ。

 VTR中盤すぎでは、20秒近く発言が聞き取れないシーンも。この時、後藤氏は気持ちが高ぶりすぎたのか、主張を叫びながら椅子から崩れ落ちていた。それが終わると、「放送禁止用語のコーナーでございます」と突如宣言。日本各地の方言で放送禁止用語を連呼したため、再び音声はぶつ切りに。叫び終えた後藤氏は、「私たちは放送を禁止しなければいけないようなところから生まれてきたのでしょうか?」と訴え、政見放送の最後には「私の戦闘力は53万です。供託金300万は高すぎます。バカヤロー! ドーン!」と、立候補の際に収める供託金の額への不満を叫んでVTRは終了した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇