競馬にまつわる失敗あまた…細江純子さんが語るドジな酒
そうですよね。当時は競馬評論家になって2年目。まだ28歳の一応、花の独身でしたし、事件やトラブルに巻き込まれなくて本当によかったです。
こんな大幅な乗り過ごしはこの1回だけですが、失敗は多いんです。
今年6月、大阪のあるホテルで競馬関係のレセプションの司会をした時のこと。3次会まで顔を出して、日付が変わる少し前に客室に入ろうとしたら、あれ? 鍵がない。
慌てて、ポケットはもちろんセカンドバッグの中を捜し、立ち寄った先も問い合わせたのに影も形もありません。しょうがないからフロントに申告したらマスターキーで開けてくれたのですが、「明日中に見つからなかったら、防犯のため鍵を交換しますから代金4500円を頂戴します」。昔ながらの棒鍵なので高額に。
実はレセプション前に阪神競馬場で第57回宝塚記念(GⅠ)の3連単・66番人気の2万6250円が大当たり。気分上々だったんです。それでちょっと気を抜いたばかりに余計な出費……。私の人生ってこんな運命なのねって半ば自嘲気味にベッドに入りました。