女流棋士・吉原由香里さん 対局後の宴席増え“酒豪”に変身
NHKの囲碁番組の講師やヒットコミック「ヒカルの碁」の監修で知られる美人棋士・吉原由香里さん(42)。独身時代は女流棋士界屈指の酒豪で鳴らした。
■20代で飲んだロマネ・コンティは「感動なし」
大学生時代は“お付き合い”程度だった私がお酒をよく飲むようになったのは、1995年12月に、女流棋士特別採用試験に合格してプロになった頃からです。
棋士はプロもアマもお酒好きが多くて。有名なのは故・藤沢秀行名誉棋聖ですが、現役でも石田芳夫九段、小林覚九段ら日本酒なら1升ぐらいはペロッと飲んでしまうんじゃないかと思うほど、碁もお酒も並外れて強い方は少なくないんです。
そんな環境でしたから、囲碁大会や各種イベントへの参加とともに酒席がグンと増え、いつの間にか「梅沢(旧姓)さんはイケますね」と言われるほど飲めるようになりました。
とくに飲んだのは2012年の31回大会まで続き、ファンに人気だった「NECカップ囲碁トーナメント戦」です。別名を「全国縦断囲碁フェスティバル」というくらい各地で行われたのですが、「聞き手」としてお招きいただくとその先々で、対局終了後の打ち上げの席でおいしいお料理とお酒をごちそうになるものですから、強くなっていきましたね。