佐野実「ラーメン道」出身 藤井英次さんは4店のオーナー
1999年から03年にかけてTBSのゴールデンタイムを賑わせたTOKIO司会のバラエティー番組「ガチンコ!」。中でも、一昨年に他界した“ラーメンの鬼”佐野実氏(享年63)のキャラが強烈だった「ラーメン道」は、シリーズ化されるほどの人気だった。その第3期生で異彩を放っていたのが藤井英次さん(50)だ。今、どうしているのか。
■見事な怒られっぷりと名ゼリフの数々
「いらっしゃいませ、お待ちしてました。こちらへどうぞ」
滋賀県湖南市の旧国道沿い。昨年3月にオープンしたラーメン店「天下ご麺 湖南店スペリオル」を訪ねると、黒いエプロン姿の藤井さんが出迎えてくれた。
「ボクなんかでホンマによろしいんですか?」
これも“鬼”仕込みか、ものすごく腰が低い。藤井さんが出演した「ガチンコ! ラーメン道3」は02年5月に放送スタート。当時、藤沢市内にあった佐野氏のラーメン店「支那そばや」がロケ現場だった。
藤井さんといえば、忘れられないのが佐野氏からの見事な怒られっぷりと名ゼリフだ。佐野氏に退出を命じられるシーンでは、「俺はラーメンにこしょうはかけませんけど、命は懸けられるんです!」と豪語。パイプいすに座ったままスタッフに担ぎ上げられ、「神輿やないねんから!」と叫びながら運び出された。