「別に…」も芸の肥やし CM話題の沢尻エリカ“不死鳥伝説”

公開日: 更新日:

 沢尻エリカ(30)のCMキャンペーン電話が話題だ。

 サントリーの缶チューハイ「ほろよい」CM中に表示される番号に電話をすると、リカちゃん電話のように折り返し電話がかかってくるというもの。たった5日で、なんと5万件以上の着信があったというから驚きである。

 CMではゆるふわ~な“癒やしキャラ”に変身。映画「パッチギ!」(05年)では正統派美少女、「別に……」発言(07年)で総スカンは食らったものの、ドラマ「ファーストクラス」(14年)では、けなげにデザイナーを目指す“いじめられ役”での新境地、そして今年は“癒やしキャラ”と見事な転身を果たしている。

 コラムニストの桧山珠美氏はこう言う。

「癒やしキャラではあるけれど、既に世の男性はエリカ様のドSな“裏の顔”も知っている。それだけに、CMで笑ってくれただけでありがたく感じさせて、男のドM心をくすぐる内容になっています。『エリカ様から電話が来ただけでうれしい』という男心がさらに電話の盛り上がりにもつながっていると思います。過去の“エリカ様”事件は単なる若気の至り。ゲス不倫と違い、嘘をついたわけでもないし、身を削った失敗というだけで人に迷惑をかけたわけではないから女優として受け入れられる要素もあります。『ファーストクラス』のいじめられ役で印象を軟化させ、過去の失敗も芸の肥やしにしてしまうあたりさすが上物の女優です」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇