韓国ソウルのディープ酒場で酔う…激辛料理専門家・金成姫さんが実食
セラーにマッコリ&伝統酒が200種
飛び石連休に海外を楽しむなら、お隣の韓国が手っ取り早い。成田から飛行機で2時間半ほどだから、国内旅行感覚で行ける。おなじみの国の首都ソウルで、まだ日本人には知られていない、ほぼ地元客のみの穴場グルメはないものか。激辛料理専門家で、韓国料理研究家の金成姫さんにガイドしてもらった。文中に価格を表記した料理はマストだ。
■ホソンセジョン
ソウルの中心地・鍾路の広蔵市場は、地元の人はもちろん、観光客にも大人気のグルメスポットだ。人気の店はどこも観光客でごった返す。そんなエリアにあって、人混みを抜けてイスに座ってゆったりとマッコリを楽しみながら食事ができる酒場だ。
マッコリは、米や麹などを乳酸発酵させて造られる韓国のお酒。日本では飲み比べする機会がないが……。
「こちらでは、マッコリ(8000ウオン~)などの伝統酒が200種類もボトルで陳列されたセラーがあり、日本でもおなじみの銘柄から入手困難なものまでそろっています。米・麹・麦などだけを使ってシンプルに造られたものから、フレーバータイプのものまで品ぞろえが豊富。それぞれのお酒には、商品説明が丁寧に書いてあり、日本のマッコリ通もうなるはずです」
好みのマッコリを選ぶもよし、スタッフに選んでもらうもよし。購入したマッコリは店内で飲むことができる。もちろんフードメニューも充実している。
「たとえば、うま辛な特製ビビン麺(1万6000ウオン)にはフルーティーなマッコリを、牛肉と春雨の海苔巻き天ぷら(1万5900ウオン)にはスッキリした伝統酒を、といったマリアージュを楽しめます」
疲れた体が喜んでシャキッとしそうだ。
(住)ソウル特別市鍾路区鍾路32ギル15 1階
(最寄り駅)鍾路5街駅から徒歩2分
@hosunseng_seoul