「運動後は舌が敏感」 森脇健児が27歳で気づいた酒の味
バラエティー番組「走る男」シリーズや「オールスター感謝祭」で“スポーツタレント”として定着した森脇健児さん(50)。ロケで地方へ行くと、うまい酒、おいしい肴が待っている。
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酒を覚えたのは松竹芸能に所属して漫才コンビ「若井ぼん・はやと」のはやと師匠の弟子になってからです。ちょうど1980年代半ば。世はバブル景気に向かって駆け上がっていく時で、師匠も当時の漫才ブームのおかげで毎日、テレビ、ラジオ、寄席にと大忙し。チップもバンバン入って羽振りがよかったからね。仕事が終わると、弟子や若手の芸人を2、3人引き連れて道頓堀のネオン街を飲み歩いてました。
それが毎晩。しかも必ず3軒、4軒とハシゴされるんですね。そして最後はヘベレケになった師匠をタクシーで自宅へ送り届け、深夜とか朝方に一日が終わる……。そんな飲み方を師匠は1年365日、うるう年の時は366日休まないんですから、酒屋の営業マンより酒の種類に詳しいほどです。ほとんど飲めなかった僕もそりゃ、強くなりますよ。