<第20回> 引退宣言することなく42歳でフェードアウト
1951年11月17日、小津安二郎は日記に記している。「このところ、原節子との結婚の噂しきりなり」と。この時期、原節子は結婚についてさまざまなインタビューを受けている。それには映画界のこんな背景があった。前年の1950年、互いに結婚し、子供もいた島耕二監督と女優の轟夕起子が恋愛…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り945文字/全文1,085文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】