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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

渡辺謙は印象回復も…マスコミが煽る松居一代の“逃げ恥”

公開日: 更新日:

 同じ「逃げる」でも豪邸を出て居場所を転々としている松居一代(60)は意味合いが違う。面倒なことを避けるのではなく、自ら面倒を起こしている。逃げながらいまだに一方的に夫の船越英一郎(56)を非難し続けている。本来なら松居が得意とする会見をすればいいのだが、「ツッコミどころ満載。松居が不利になる」というのが大方の見方。メディア操作に長けた松居は会見を避けブログなどでネタを配信。これをメディアは取捨選択して取り上げる。

 松居も心得たもので、脚本家の大宮エリー氏(41)や渡辺謙の名前まで出して次々とメディアが食いつきたくなるネタを小出しにする。そのネタに踊らされるように取り上げるメディア。特に影響力の強い情報番組の松居の扱い方がさまざまなのも特徴的。独自の情報ならともかく、松居が発信するネタを検証するように延々と流す番組もあれば、ほとんど放送しない番組もある。

 今後、松居が離婚調停も無視して裁判になるのは必定。その間、発信は続けられるだろう。それを一部のメディアがそのまま流せば、松居の思うツボ。松居が勝手に騒いでいることをメディアが火に油を注ぐように騒ぎを大きくしているのが松居騒動の稀有な構図。今後のメディアの松居の扱い方も注目される。

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