渡辺謙は印象回復も…マスコミが煽る松居一代の“逃げ恥”
今や安倍首相の代名詞になった「逃げる」には「面倒なことにかかわらないで避ける」という意がある。それでもドラマの世界では「逃げ恥」は役に立っていたが、現実ではそうはいかない。
不倫問題が起きた俳優・渡辺謙(57)も当初、会見をする予定と伝えられていたが、一向に行わずに「逃げている」というイメージが付いていた。追い打ちをかけるように軽井沢の別荘に「潜伏先」の報道も最近出たばかり。俳優は役柄を通じてその人をイメージする。渡辺は「逃げる」こととは縁遠い「男らしい」イメージが定着している。ヘタすれば逃げるはイメージを損なう。騒動から3カ月半。渡辺はようやく会見を開いた。
「中途半端な段階での会見は言えない話が出てきて、逆効果になりかねない。特に不倫相手との話し合いは終わらせる必要があって時間がかかったのでは」(芸能関係者)
少しやつれた感もあった渡辺だが、不倫はおおむね事実と認め、すべての質問に自分の言葉で真摯に答える姿は好感が持たれた。イメージ回復に向けた会見はできたと見える。まだ結論が出ていない夫婦問題もこの先、どっちに転んでもそう仕事に影響はないだろう。