“青い目の国会議員”で話題に ツルネン・マルテイさんは今
「私は、すべての人間には生まれる前からこの世で果たすべき使命が与えられていると思っています。私が宣教師を志したのも、アフリカを希望したのに日本に来ることになったのも、そして国会議員になったのも、すべては使命だった。こう思って人生を振り返りました」
執筆にあたっては、奥さまの幸子さんが校正を担当。日本語ならではの言い回しや表記確認などをサポートした。まさに二人三脚のたまものだ。
「もちろん、妻と出会ったのも使命なんですよ。私は国会議員になるまで4回落選して1日1000円で過ごした苦しい時期もありました。それでもついてきて支えてくれたんですからね」
ところで、弦念さんの政治家の原点は、熱海の手前にある神奈川県湯河原町。いつ、鎌倉へ引っ越したのか?
「参院議員2期目だった09年です。湯河原町には大変お世話になったのですが、国会まで通うのが大変でね。長男も都内に勤務してましたから、都心へ1時間以内で行けて自然が残ってる場所、という条件でここを見つけました」