病床で“騒動”語った…倉木麻衣の父・山前五十洋さんは今
■AV女優“倉本まい”のデビューは「騙された」
さて、京都生まれの山前さんは、高校2年の時に堀江卓の漫画を原作にした連続時代劇「天馬天平」(フジテレビ系)のオーディションを受け、約3万人の中から主役の座を射止めて芸能界デビューした。その後、関西大学法学部に進学するも、2年で中退。電通大阪支社で映像技術を学んだ後、京都でCM制作会社やモデル事務所を起業した。
「その時に、ビーイングの創業者である長戸大幸氏と知り合ったんです。当時、長戸氏はロックバンド『赤と黒』のリーダー兼ギタリストで、自転車のテレビCM用テーマソングを依頼しました」
楽曲の依頼は、山前さんが30歳で上京してCM制作会社と芸能プロダクションを経営してからも続いた。再婚相手である倉木麻衣の母は、創業間もないビーイングで経理担当の社員として働いていたこともあるという。
“倉木パパ騒動”が起きたのは、99年12月に倉木麻衣が歌手デビューした半年後のこと。
「お恥ずかしい話、当時の僕はプロデュースした女優・神乃麻美が台湾や香港で大ブレークしたから、そっちにかかりっきりでほとんど家に帰っておらず、娘のデビューさえ知らなかったんです。そんな折、知らぬ間に離婚調停が出されていたもんだから、『なぜだ?』となった」