満を持して「キンプリ」発表 ジャニーズの逆襲が始まった
「やっぱり来たか」
長年、ジャニーズ事務所を取材する担当記者がこう感慨を漏らすのはジャニーズの4年ぶり新グループの発表である。今春CDデビューする「King&Prince(キング・アンド・プリンス)」(通称キンプリ)はジャニーズJrでは知られた人気のユニット「Mr.KING」と「Prince」を合体させたもの。これは満を持してのデビューだったという。
「実はこんなにたくさんユニットをつくってどうするの、というくらい、ジャニーズは新グループ結成までにあれこれ組み合わせを実験していました。旧JCBホール、いまの東京ドームシティでJrのメンバーをいろんな組み合わせでステージに立たせ、どれがファンの人気を集めるのか試していたんです。そこでチケット争奪戦が起こっていたのが、今回合体したふたつのユニット。どちらのチケットも関係者が頼んでも『難しい』と言うくらいでしたから、デビューしてもまずハズレることはないと幹部たちはみている。
嵐がSMAPの後継グループとして、ジャニーズ筆頭に育ったように、嵐の後継グループになるべく2011年にデビューさせたSexy Zoneがいまひとつ売れていないだけにキンプリへの期待は大きい。今回は絶対に外さないようにという周到な準備がうかがえる。このあたりが、SMAP独立騒動後に表舞台から姿を消したメリー喜多川副社長に代わって、ジャニーズの実権を握るメリー氏の長女、藤島ジュリー景子副社長のカラーといえるかもしれません」(長年の担当記者)