パパは電通、妹は日テレ…TV界に櫻井翔「帝国」誕生へ

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 元総務事務次官の櫻井俊氏(63)が来年1月から大手広告代理店「電通」の執行役員に就任することが29日、明らかになった。この一報を受け、テレビ業界では早くも「『櫻井帝国』が誕生する」なんて声が上がり始めている。

 櫻井氏は総務省時代、テレビをはじめとする電波・通信部門などを担当。2015年に省トップの事務次官に就任した際、嵐・櫻井翔(35)の父であることが広く知れ渡ったほか、「櫻井パパ」のあだ名で呼ばれるようになった。16年の退官後は三井住友信託銀行の顧問を務めている。

「関連業界への天下りと取られないよう総務省から電通への直行を避けるための“避難所”だったのでは、と見る向きもあります。現役時代、電波行政で鳴らした櫻井氏ですから、電通入社後は大きな存在感を発揮するでしょう。もちろん、息子が嵐のメンバーであることもプラスに作用するはずです」(業界関係者)

 テレビCMや出演者のキャスティングに強い影響力を持つ電通。その執行役員であれば元エリートキャリア官僚が天下るには十分なポストだし、同社役員の平均年収は6000万円を超える。まして、息子が嵐のメンバーと来れば鬼に金棒といったところだが、それだけではない。

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