たばこマジックの第一人者 ブラック嶋田さんが語る“逆風”

公開日: 更新日:

「物おじしない性格と話し好きで売り上げは常にトップクラス。で、お客さまの接待の席やバス旅行を盛り上げようと始めたのがマジックだったの」

 これがウケにウケ、気を良くした嶋田さんは、メーカー主催のマジック教室へ。

「ステージでの身のこなし、ステッキの持ち方、さばき方、目の配り方を身につけるため、ダンス教室にも通いましたよ」

 努力の甲斐あって、売り上げは急増。ついに部長に昇進した。その一方で、26歳で結婚した4歳下の妻・征子さんをアシスタントに、キャバレーのフロアショーに出演して腕を磨き、1978年に自宅そばにマジックパブ「シルクハット」を開店した。

「10坪ほどの小さい店でしたけど、鳩は飛ばす、空中浮遊をする、ハンカチや指から火を噴く、って本格派。連日押すな押すなの大盛況で、寝る間もないくらい大忙しでした。それで80年、39歳の時に脱サラして、マジック一本にしたんです」

 83年、日本テレビのオーディション番組「お笑いスター誕生」で金賞を受賞。ライバルは、コロッケ、マギー司郎、ウッチャンナンチャンらで、名前は全国区になった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情