神田沙也加 結婚で解き放たれた「聖子の娘」という呪縛
成人して結婚した現在、沙也加にとって聖子は、母親というより、自分を束縛する鎖のような存在でしかないのかも知れない。
「聖子さんが神田正輝さんとの離婚を発表した1997年、沙也加さんは小学生でした。その後、聖子さんの全米進出でおばあちゃんのもとに預けられた。そして再婚と離婚を繰り返し、芸能マスコミの話題の中心であった聖子さんをどのように見てきたのか。最も母の愛情や庇護が欲しかったときにそれがなく、孤独や寂しさを抱えながら、成長してきたのではないでしょうか。何度も転校した揚げ句、友だちをつくることすらままならなかった。定時制高校を頑張って卒業したときも、聖子さんは卒業式にすら出席しなかった。それだけ多忙だったのでしょうけれど、でも、そうした大人の事情は子供には分からない。卒業式での沙也加さんの様子はやはりかわいそうで、今もその様子を覚えています」(青山氏)
新婚生活では、村田が1日24時間、365日とばかり、沙也加に寄り添い、付き人かマネジャーのように甲斐甲斐しく世話を焼いているそうだ。
「沙也加さん出演のミュージカル製作発表があった先日は、喫茶店で共演者の女の子と過ごす沙也加さんのもとへ、ベンツを運転して村田さんが迎えに来ていました。それから原宿にある沙也加さんお気に入りのブティックに行って、女性服の買い物に1時間半、付き合っていた。村田さんとは美容院へも一緒に行き、夫婦並んでカットしているらしいですよ。沙也加さんは30センチ近く背の高いご主人の腰に手を回し、ひとときも離れたくないといった感じです。寂しかった幼少期の経験を乗り越え、ファザコンのように甘えている沙也加さんは自分の城を構え、独り立ちし、そこのお姫さまのように幸せなのだと思います」(青山氏)
「聖子の娘」という生まれながらの呪縛――。しかし、それも良き伴侶を得たことでようやく解き放たれたようだ。