米俳優で別格 トム・クルーズ人気支える日本のオヤジ世代
事実、1983年公開の「卒業白書」で注目され、86年の「トップガン」「ハスラー2」の大ヒットで一躍スターダムに上り詰めた以降も、88年の「カクテル」でカクテルブームを巻き起こし、同年の「レインマン」ではダスティン・ホフマンとの共演で演技派の実力を見せた。そして「7月4日に生まれて」(89年)でゴールデングローブ賞主演男優賞。以降も「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(94年)、「マグノリア」(99年)、「マイノリティ・リポート」(02年)、「ラストサムライ」(03年)、「コラテラル」(04年)と、ヒット作や話題作を挙げたら切りがない。
■今や“アクション馬鹿一代”
今回PRする最新主演作は大ヒットシリーズの第6弾。毎回スタントを使わず、体を張った超絶アクションを披露しているトムは、本作でもバイクやカーチェイスのほか、上空7620メートルを飛ぶ飛行機から時速320キロで降下する超高速スカイダイビングスタント「HALO(ヘイロー)ジャンプ」に俳優として初めて挑んだりしているというから衰え知らずである。
だが、そもそもなぜ、トム・クルーズはこれほど日本でウケ、愛され続けるのか。映画活動家の松崎まこと氏はこう言う。