可愛い“宝物”は24歳に…「孫」がヒットの大泉逸郎さんは今
「朝9時から午後3時ぐらいまでハウス横で即売してるから、接客も大事な仕事でね。店じまいの後に片付けしたら夕方だよ」
週末はさらに忙しい。次々と大型観光バスやマイカーで大泉さんのファンや観光客がやってくるからだ。自営業の長男やファンクラブのメンバーも手伝いに来るが、それでもてんてこ舞い。それが7月中旬まで続く。
「もちろん歌手だって現役も現役。6月に『二度とない人生だから』という23枚目の新曲をリリースしてキャンペーン中だし、コンサートもやってるしね。アマチュア時代からの農業との兼業は今も変わんないねえ」
収穫中も手が空いていれば、併設の仮設ステージで定番の「孫」をメインにミニライブを開催。気さくなだけでなく、サービス精神も旺盛だ。
「今回の新曲は、タイトル通り、年齢を重ねればこそ気付く人生の機微を歌ってるんだ。一番聴かせたいのは、毎月、慰問と矯正授業の一環で通ってる山形刑務所の受刑者。どんな人にも無駄な人生ってないんだよね」
■脳梗塞で入院、後遺症も残った