テレ東「ラストチャンス」原作者 江上剛氏が見どころ語る
仲村トオル(52)の主演ドラマ「ラストチャンス 再生請負人」(テレビ東京系)の初回が昨16日に放送され、早くも話題となっている。
元エリート銀行員が人生の“七味”(うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ)を浴びながら、飲食フランチャイズ企業の再建に奮闘するストーリーだ。
見どころ、意気込みを原作者で頭取役として自ら出演している江上剛氏に聞いた。
「長いセリフを暗記したのですが、本番で次第にセリフが頭の中から消えていく感じがして戸惑いました。役としてではなく本当の自分が記者会見場にいるような気分に……。役者の方は凄いですね。ドラマの中で出てくる、M&Aやフランチャイズの契約書類、資料などは僕の友人が作ってくれた本物です。そのままどこかの企業に持って行っても通用するもので、(関係者の方も)勉強になります」
主演の仲村トオルはテレ東の連続ドラマは初主演だが、人間味のある演技でいい味を出している。
「仲村さんは純粋、真面目、真っすぐで主人公にぴったりです。スーパーマンではなく、悩んで迷って挫折してと働く人が共感できる役をうまく演じています。本田博太郎さんの演技も必見です。仲村トオルさんの転職先のフランチャイズ企業のCEO役なのですが、情熱がなく、どこの企業にでもいる、やる気のある人の邪魔をする。嫌みな人間を演じて、仲村トオルさんの前に立ちはだかる。リアリティーある演技は凄みがありました」