「ハコイリ♥ムスメ」にアイドルに夢中だった夏を思い出す

公開日: 更新日:

 もし「おニャン子クラブ」に出会わなかったら、いまごろどんな音楽を聴き、どんな休日を送っていただろうか。筆者はときどき、そう想像する。

「ハコイリ♥ムスメ(略称・ハコムス)」は、80~90年代のアイドルグループの名曲を歌い継ぐことをコンセプトにした8人組。一色紗英や相武紗季と同じ大手芸能事務所・ボックスコーポレーションに所属している。この日は、おニャン子の名曲だけを歌う「Respect forおニャン子クラブ」公演の3回目。ライブは、おニャン子のファーストアルバム「KICK OFF」の最初の曲「いじわるねDarlin’」から始まった。

 誰もが知っている曲ではなく、こうしたちょっと通好みの曲を歌うのが、「ハコムス」のいいところ。彼女たちのライブはコールが禁止で、手拍子をしながら静かに聴く。あの大騒ぎのおニャン子クラブの現場を見ていた者としては、「恋はくえすちょん」や「お先に失礼」を静かに聴くのはちょっと違和感(笑い)。ちなみに歌は本家よりうまい。それまでの歌謡界の秩序を壊すのが魅力だったおニャン子と、歌を大切にするハコムス。どちらが良いではなく、ここはタイプの違いというべきだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  1. 6

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  2. 7

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  3. 8

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  4. 9

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 10

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  5. 5

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  2. 7

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 8

    芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景

  4. 9

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 10

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ