沢田研二の不人気とジリ貧 公演ドタキャン騒動で浮彫りに
「ジュリーも古希を迎え、ファンも高齢化が進行。ドームやアリーナなど大箱でのコンサート動員は厳しいでしょう。今回のツアーではチケットが売れず、関係者に無料券が大量に配られていました。それがヤフーオークション等に格安で出品されていた事実もあるようです。実は14年前も茨城県水戸市の公演で主催が集客できなかったとして、それを契約違反だと事務所が主張して公演を中止にしてしまったこともあります」(音楽事務所幹部)
■新規のファンは獲得できず…
ツアーは7月6日の日本武道館を皮切りに展開中で、来年1月21日の日本武道館公演まで全66公演。この状況で完走できるか心配だが、SNS上には「もともとジュリーはファンを大切にしていない」「歌唱中に歌詞が飛んだりして、健忘症どころか認知症じゃないか」と批判の声まで飛び交い始めた。スポーツ紙芸能デスクはこう言う。
「反原発活動でスポンサーが離れた上、今春に発売したCDも売れず、ツアー展開するための資金繰りにすら困っていたようです。個人事務所は都内雑居ビルにあるし、ホームページも古い手づくり的なもので、インディーズレーベルでの活動は大変に見えます。今ツアーでは、予算削減のためかステージに上がるのは沢田さんとギタリストの2人だけ。大規模ホールは初めから無理があったのかもしれません」
いわずと知れた昭和のスーパースターだが、新規のファン獲得はままならず、「ほとんどのヒット曲の権利は独立前の大手芸能プロのもの」(前出の音楽事務所幹部)というからジリ貧状態。
時の過ぎゆくままに、というには酷な現実である。