夢と理想と現実…テーマパークダンサーの“ブラック”な実態

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 もっとも金髪のプリンス、プリンセスは日本人ダンサーとは対照的に厚遇だ。宙を舞うなど危険を伴う外国人キャストは、週休2日で月給40万円をくだらない額が母国の通貨(ドルなど)で支払われ、さらに勤務日は食事代として1日あたり6500円を日本円で支給。住居もあてがわれているため、給与は母国の銀行で貯金し、食費の日本円で生活。数年日本で働けば自国で立派な家が建つという。日本人との格差は激しい。

 今やテーマパークは買い手市場。コレオグラファーのavecoo氏がこう言う。

「テーマパークでの経験は誰が見てもわかりやすいキャリアなので応募者は以前より増えています。とはいえ、ダンサーはアスリートと同じでケガをすれば命取り。ダンサー育成のためにも待遇改善をしてもらいたいですね」

 若者にとって憧れの職業だけに、親も資金援助してしまうというが……。夢の国の裏側には日本のショービジネスの闇が横たわっている。

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