「下町ロケット」は不完全燃焼も…TBSドラマ制作の“底力”
日テレ惨敗……2018年の連ドラで、日本テレビはGP帯の連ドラで平均視聴率2ケタを超えられなかった。記憶に新しい「今日から俺は!!」こそ勢いはあったものの、9・9%止まり。
「“視聴率”という尺度で見れば、『安定のテレビ朝日』『底力のTBS』というのがここ数年の傾向ですが、それがはっきりしたのが2018年でした」(在京キー局関係者)
年間では、1位が松本潤主演「99・9%-刑事専門弁護士-」(TBS=1月期)」で17・4%。2位が米倉涼子主演「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレ朝=10月期)で15・6%。3位が水谷豊主演「相棒 seazon17」(テレ朝=10月期)で、2クール放送中の前半9話平均が15・3%だ。
15%超えは4位の木村拓哉主演「BG~身辺警護人~」(テレ朝=1月期)の15・1%まで。“刑事・弁護士”の“1話完結の事件解決もの”が強かった。
「そんな中でTBSは、6位に入った『義母と娘のブルース』や、2ケタを確保した『大恋愛~僕を忘れる君と~』など、1話完結ものではないジャンルで、視聴率以上に印象を残しました」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏がこう続ける。